異なる臨床経過を辿ったDelayed-interval deliveryの4例

  • 竹内 優
    九州大学病院 総合周産期母子医療センター 母性胎児部門
  • 坂井 淳彦
    九州大学病院 総合周産期母子医療センター 母性胎児部門
  • 杉浦 多佳子
    九州大学病院 総合周産期母子医療センター 母性胎児部門
  • 中原 一成
    九州大学病院 総合周産期母子医療センター 母性胎児部門
  • 清木場 亮
    九州大学病院 総合周産期母子医療センター 母性胎児部門
  • 蜂須賀 信孝
    九州大学病院 総合周産期母子医療センター 母性胎児部門
  • 城戸 咲
    九州大学病院 総合周産期母子医療センター 母性胎児部門
  • 加藤 聖子
    九州大学病院 総合周産期母子医療センター 母性胎児部門

書誌事項

タイトル別名
  • Four cases of delayed-interval delivery with different clinical course
公開日
2025
DOI
  • 10.34456/jjspnm.61.1_229
公開者
一般社団法人 日本周産期・新生児医学会

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説明

<p> Delayed-interval delivery(DID)は多胎妊娠において,先進児が流産もしくは超早産となった際に引き続き後続児が娩出されない場合に選択肢となる管理方法である.後続児の予後改善が示されているが,子宮内感染などの合併症の報告がある.合併症を来さず長期間妊娠延長が可能である症例とそうでない症例の臨床像については明らかではなく,DIDを試みる際の管理指針は現状ない.我々は二絨毛膜二羊膜双胎でDIDを行った4例を経験した.2例は合併症なく後続児が正期産となった.2例は後続児の妊娠継続中に断続的な出血や子宮収縮などの早産徴候を認め早産となった.これらは妊娠中に明確な感染徴候は認めなかったものの,胎盤病理検査で絨毛膜羊膜炎の診断となった.DIDは後続児の予後改善に寄与し得るため積極的に検討すべきであるが,後続児の妊娠継続中に早産徴候を認める場合は他覚的な所見に関わらず,その背景に子宮内感染の存在を念頭に置き管理する必要がある.</p>

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