OW-HTO/DTOにおけるtransverse cutの矢状面角度の違いはMPTAの変化量に影響しない
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説明
<p>【目的】内側開大式脛骨近位骨切り術(OW-HTO/DTO)におけるtransverse cutは,関節面に平行に骨切りする術者と脛骨機能軸に垂直に骨切りする術者に分かれる.本研究では,transverse cutの矢状面角度の違いによるMPTA変化量について,実際の手術を想定した模擬骨をX線撮影して評価した.【方法】模擬骨を使用して関節面平行群と機能軸垂直群の2群(n=4ずつ)を作成した.8mmと12mmの金属スペーサーを挿入した状態でX線撮像し,画像上でのMPTAを計測して比較した.【結果】8mm/12mm開大時の平均MPTAは,関節面平行群85.8°/89.1°,機能軸垂直群85.7°/88.8°であり,両群に有意差は認めなかった.X線の射入条件を変えても,両群のMPTAに有意差は認めなかった.【結論】transverse cutの矢状面での違いでは,MPTAのcorrection errorの要因とはならないことが示唆され,関節面と機能軸のどちらを指標としてもよい.</p>
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 74 (1), 194-198, 2025-03-25
西日本整形・災害外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390304328100965632
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可