下刈り回数,斜面方位および植栽密度の違いがスギ植栽木の枯死および誤伐に与える影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of weeding frequency, slope aspect and initial tree density on the mortality and accidental cutting of planted Sugi (<i>Cryptomeria Japonica</i>) trees.
- 下刈り回数,斜面方位および植栽密度の違いがスギ植栽木の枯死および誤伐に与える影響 : 鹿児島大学附属高隈演習林を事例として
- シタガリ カイスウ,シャメン ホウイ オヨビ ショクサイミツド ノ チガイ ガ スギショクサイモク ノ コシ オヨビ ゴバツ ニ アタエル エイキョウ : カゴシマ ダイガク フゾク コウクマ エンシュウリン オ ジレイ ト シテ
- -鹿児島大学附属高隈演習林を事例として-
- A case study in the Kagoshima University Research Forest, southwestern Japan.
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抄録
<p>下刈り回数,斜面方位および植栽密度の異なる7つの試験区を対象にスギの枯死,誤伐本数を調査した。下刈り回数,斜面方位,植栽密度を説明変数に含む多項ロジスティック回帰分析を行い,これらの要因がスギの枯死と誤伐に与える影響を評価した。最も枯死率が高かったのは,北向き斜面では無下刈り区で33.9%,南向き斜面では毎年下刈り区で16.9%だった。両斜面で誤伐は下刈り回数が3,4回の場合で確認された。多項ロジスティック回帰分析の結果,北向き斜面では下刈り回数が多くなるほどスギの枯死率は低下し,南向き斜面では下刈り回数に依存せず枯死率は一定の傾向が見られた。誤伐率は斜面方位や下刈り回数によらずほぼ一定の値を示した。特に植栽密度が1,500本/ha のときに枯死率,誤伐率が高くなった。このことから,斜面方位や植栽密度に応じた下刈り回数を検討する必要性が示された。</p>
収録刊行物
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- 森林計画学会誌
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森林計画学会誌 51 (1), 1-7, 2017-12-27
森林計画学会
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詳細情報
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- CRID
- 1390564237996343808
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- NII論文ID
- 130007403378
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- NII書誌ID
- AN10385361
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- ISSN
- 21898308
- 09172017
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- NDL書誌ID
- 028813849
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可