尺骨鉤状突起骨折に対する鉤状突起プレートの使用経験
書誌事項
- タイトル別名
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- Clinical Results of Surgery for Coronoid Fracture with Coronoid Process Plate
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説明
<p> 現在,本邦で唯一使用可能の鉤状突起用プレートを用いて内固定を行った鉤状突起骨折4例4肘の治療成績を調査し,本プレートの有用性を検討した.骨折型は全例Regan分類type III,O'Driscoll分類ではAnteromedial-2 1例,Anteromedial-3 1例,Basal-1 2例であった.内側アプローチで,尺骨神経を前方移行し,FCU,PL間を分け,プレートで骨片を固定した.全例骨癒合し,JOA-JESスコアは平均90.5点,quick DASH平均8.0点で,良好な成績が得られた.鉤状突起骨折の骨片が粉砕し複数の場合,内固定に難渋することがある.今回本プレートを用いることで,粉砕骨片を母床に面で固定でき,良好な固定性と術直後からの可動域訓練を可能とした.本プレートは,広範囲骨折例,粉砕例,複数骨片例に対しても対応可能なため,骨片の大小,部位を問わず様々な骨折型に有用と考える.</p>
収録刊行物
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- 日本肘関節学会雑誌
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日本肘関節学会雑誌 24 (2), 190-193, 2017
日本肘関節学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238099290624
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- NII論文ID
- 130007659859
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- ISSN
- 24342262
- 13497324
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可