双方向性を重視した胃X線によるピロリ菌感染診断の学習効果についての検討

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タイトル別名
  • A study on the learning effect of gastric X-ray diagnosis for <i>Helicobacter pylori</i> infection focusing on an interactive method
  • ソウホウコウセイ オ ジュウシ シタ イ Xセン ニ ヨル ピロリキン カンセン シンダン ノ ガクシュウ コウカ ニ ツイテ ノ ケントウ

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抄録

<p>背景:我々はピロリ菌感染胃粘膜の正しい画像診断の普及を目指して研究会を開催しており, 今回はその中で行っている講義とアンサーパッドを用いた演習の学習効果について調査を行った。</p><p>対象と方法:平成29年6月に行われた「第8回 ピロリ菌感染を考慮した胃がん検診研究会」の参加者, 医師27名, 放射線技師12名, その他1名を対象に, 胃X線と胃内視鏡の感染診断の講義前後で, 胃粘膜画像からピロリ菌未感染, 現感染, 既感染を判断させ, 正答率の変化を比較した。講義後の解答はアンサーパッドを用いて行い, 結果は全体で共有した。</p><p>結果:胃X線, 胃内視鏡とも講義後に正答率が上昇しており, 初学者の胃X線で正答率が54%から69%に上昇し有意差を認めた(p<0.01)。</p><p>結論:講義により特に初学者でピロリ菌の感染診断の学習効果がみられた。また, アンサーパッドを用いた双方向型の演習を取り入れることで学習効果の向上が期待される。</p>

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