書誌事項
- タイトル別名
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- A Causal Analysis of the Progress of Open Access Using Institutional Repositories
- キカン リポジトリ ニ ヨル オープンアクセス シンチョクリツ ノ インガ ブンセキ
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抄録
<p> 日本では800以上の機関リポジトリが運用されているが,学術雑誌論文の登録に積極的な機関は一部に限られている.本研究では,機関リポジトリコミュニティに指針を与えることを目的として,学術雑誌論文件数と図書館員によるオープンアクセス推進活動の因果関係を分析した.国内87機関のデータを計量分析した結果,研究者へ直接アプローチする「学術雑誌論文提供依頼」の実施は,学術雑誌論文件数の増加に特に効果的である一方で,「オープンアクセス方針」の策定や「セルフアーカイブ」の実施は,それほど効果的ではないことがわかった.因果関係の詳細を把握するために,「学術雑誌論文提供依頼」に関して追加で収集した4機関のデータからは,その年間成功率の平均は36.32%であり,最も効果的に実施できている機関の平均と最高値は,それぞれ55.82%と73.20%にも及ぶことが明らかになった.</p>
収録刊行物
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- 情報知識学会誌
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情報知識学会誌 31 (1), 20-30, 2021-02-28
情報知識学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390568949401317504
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- NII論文ID
- 130008005178
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- NII書誌ID
- AN10459774
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- ISSN
- 18817661
- 09171436
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- NDL書誌ID
- 031322613
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可