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説明
<p>我々は,過去に当大学同門会員に対して,抜釘に関する意識調査を行い,その結果を報告した.今回,さらに解析を追加し,部位別の抜釘の傾向を検討した.質問内容は抜釘を行う部位や理由など計65項目とした.229名のうち81名(男性79名,女性2名,平均年齢41.7歳)より回答を得た(回答率35.4%).「必ず行う(100%)」および「だいたい行う(80%)」の頻度で抜釘を行う部位は,小児における髄内ピン(97.5%),肘頭TBW(tension band wiring)(72.8%),鎖骨プレート(71.6%),膝蓋骨TBW(66.7%)であった.逆に「決して行わない(0%)」および「めったに行わない(20%)」部位は,上腕骨髄内釘(77.8%),上腕骨骨幹部プレート(74.1%),大腿骨髄内釘(67.9%)などであった.また,術者の年齢が高くなるほど橈骨遠位端プレートを抜釘する傾向が有意に高く,前腕骨骨幹部プレートを抜釘する傾向は有意に低かった.</p>
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 70 (1), 152-155, 2021-03-25
西日本整形・災害外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390569335609536768
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- NII論文ID
- 130008031702
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可