南九州西岸域における副振動と海洋長波の現地観測

DOI Web Site Web Site 参考文献4件 オープンアクセス
  • 山城 徹
    鹿児島大学 学術研究院理工学域工学系理工学研究科工学専攻
  • 鎌田 真希
    (株)カゴシマ船場 設計管理課
  • 齋田 倫範
    鹿児島大学 学術研究院理工学域工学系理工学研究科工学専攻
  • 城本 一義
    鹿児島大学 大学院理工学研究科技術部
  • 吉野 広大
    鹿児島大学 大学院理工学研究科技術部
  • 中村 大志
    鹿児島大学 大学院理工学研究科工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • FIELD OBSERVATIONS OF SECONDARY UNDULATIONS AND OCEAN LONG WAVES IN THE WEST COAST OF SOUTHERN KYUSHU
  • ミナミキュウシュウ セイガンイキ ニ オケル フクシンドウ ト カイヨウ チョウハ ノ ゲンチ カンソク

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抄録

<p> 2019年,2020年の冬~春先にかけて小島漁港と枕崎漁港,女島,宇治島,中之島の5地点で観測された水位データを用いて,女島,宇治島,中之島で出現する海洋長波と南九州西岸域の小島漁港,枕崎漁港で発生する副振動の関係を調べている.女島(中之島)で海洋長波に伴う周期8~32分の水位変動の強度が5(6)cm2以上になると,約49(47)%の確度で小島(枕崎)漁港において全振幅100(80)cm以上の副振動が発生していることを示した.2020年3月29日には小島漁港で気象庁の観測記録を大きく上回る全振幅352cmの副振動が観測された.この副振動は女島で波高43cmをもつ海洋長波が浦内湾へ入射することで発生したと推察している.このとき海洋長波の波高は小島漁港で約8.2倍に増大している.</p>

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