中級「漢字・語彙」クラスにおける自律学習の実践―日本語コースデザインの改善を通して―

書誌事項

タイトル別名
  • Implementation of Autonomous Learning in Intermediate“Kanji/Vocabulary” Class: Improvement of Japanese Course Design
  • チュウキュウ 「 カンジ ・ ゴイ 」 クラス ニ オケル ジリツ ガクシュウ ノ ジッセン : ニホンゴ コースデザイン ノ カイゼン オ トオシテ
  • チュウキュウ「カンジ・ゴイ」クラスニオケルジリツガクシュウノジッセン ニホンゴコースデザインノカイゼンヲトオシテ

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抄録

名古屋学院大学留学生別科では,2016年度春学期から中級レベルの漢字・語彙クラスを新設した。これは,学習者の初級から中級への移行に際して,特に漢字・語彙面で課題が挙げられてきたことに起因する。秋学期には,学習者自らが自身のニーズを意識化し,必要な漢字・語彙について自律的に学習していくという取り組みを行った。具体的には,①学習者自身が進度や学習範囲を決めて行う漢字学習,②課題遂行型の漢字・語彙学習の実施である。計画の立案・実施・振り返りのために,「学習計画・振り返りシート」「漢字学習の振り返りシート」「自己評価シート」を用いた。また,学習者自身の学習プロセスの意識化および可視化のためにポートフォリオ作成も行った。本稿では,この漢字・語彙における自律学習の実践を報告し,そこから見えた成果と課題について述べた。

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