アイリスオーヤマ株式会社の競争戦略

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  • アイリスオーヤマ カブシキ ガイシャ ノ キョウソウ センリャク
  • Comepetitive Strategy of Iris Ohyama Ltd.

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本稿はケーススタディ用の教材として作成されているが,前稿ではアイリスオーヤマ株式会社の成長プロセスについてみてきた。本稿では,主に同社の競争戦略について記述していく。 地方の町工場から始まったアイリスオーヤマ。19歳で同社の代表者となった大山健太郎氏は,その後独自のポリシーをもとに同社を成長させていく。他社の持たない商品を,顧客目線で発掘し,数々のヒット商品を生み出してきた。同社の出す新商品は年間1千点。すべてが「ユーザーイン」の発想から生み出されていく。同社では,売上高のうち発売から3年以内の商品による売上の比率を「新商品比率」と呼んでいるが,60%が同社の目標として設定されている。一度,ヒット商品が生まれると,長期間その商品に依存しようとする企業も少なくない中,同社のこの数字は,数年のうちには売れ筋の商品群を入れ替えることを意味する。実際,2014年度はわずかながら目標に及ばなかったものの,55.8%となっている。果たしてどのようなメカニズムによって,こうした活動が進められているのだろうか。

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