高齢の統合失調症患者が超長期入院生活の中で見出す楽しみ

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タイトル別名
  • What Enjoyment Elderly Schizophrenic Patients Derive in Their Day-to-Day Lives During Super-Long Term Hospitalizations
  • コウレイ ノ トウゴウ シッチョウショウ カンジャ ガ チョウチョウキ ニュウイン セイカツ ノ ナカ デ ミイダス タノシミ

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抄録

本研究の目的は,高齢の統合失調症患者が超長期入院生活の中で何を楽しみとして日々を生きているのかを明らかにすることとした。 研究方法は記述的探索的デザインとした。対象者は,民間精神科病院に入院する65 歳以上の統合失調症患者であり,入院期間が10 年以上にわたり継続して現在に至る人達を対象とした。半構成的面接法を用いて,ありのままの言葉で楽しみについて語って頂いた結果,3つのカテゴリーと7つのサブカテゴリーが見出された。 統合失調症患者は,《懐かしさに感じる心の安寧》,《病棟生活の中でつくりあげる夢見心地》,《他者とともに過ごす時間の交流》から楽しみをつくりあげている事が明らかとなった。

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