チタンメッシュプレートを用いて胸壁再建した肺多形癌の一手術症例

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  • チタン メッシュ プレート オ モチイテ キョウヘキ サイケンシタ ハイ タケイガン ノ イチ シュジュツレイ
  • チタンメッシュプレート オ モチイテ キョウヘキ サイケン シタ ハイ タケイガン ノ イチ シュジュツ ショウレイ

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要旨:肺多形癌Pulmonaxy pleomorphic carcinomaは全肺癌の約1%未満に認められる稀な組織型であり、通常の化学療法、放射線療法はほとんど効果を認めない非常に高悪性度な組織型として知られる。その転移・浸潤形式も早期に転移巣を形成し、周囲臓器への高度な直接浸潤を呈する特徴がある。今回我々は左肺上葉原発の肺多形癌に対して、左肺上葉切除と全胸壁肋骨合併切除により完全切除を得、チタンメッシュプレートにて大きな合併症なく胸壁欠損を再建した一例を経験した。肺多形癌のような高度な胸壁浸潤を形成する肺癌に対する胸壁合併切除後の再建方法について、若干の考察を加えて報告する。

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