岡山大学における留学生宿舎の在り方 : 国際学生シェアハウスの実態と課題を中心に

書誌事項

タイトル別名
  • What Should International Student Dormitories Be at Okayama University?: Current State and Issues of the International Student Shared House and Other Dormitories

抄録

岡山大学の留学生宿舎の36 年の歴史の中で、寮規則の遵守、人間関係の構築、施設や人的リソース不足など多種多様な課題が指摘されてきた。3 年前に開所した混住型の国際学生シェアハウスにおいて新たに日本人学生が関与する問題が追加発生したこともあり、教育資源として寮を活用する視点から一転して、効率化のために管理を外注化する方向に舵を切った。留学生活の基盤となる住環境を整えることは元来、費用や労力のかかることであり、日常的に起こる課題を解決するためには、責任感のあるリーダー的日本人学生の果たす役割が小さくない。その一方で、課題解決できる日本人学生の育成には、きめ細かい指導・助言に加えて、教育資源としての寮の活用という大学のビジョンと推進力が必要である。

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被引用文献 (1)*注記

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