大学生を対象としたお土産購入に関連する要因の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Correlational factors affecting to purchase souvenir purchase (Omiyage) among university students
  • ダイガクセイ オ タイショウ ト シタ オミヤゲ コウニュウ ニ カンレン スル ヨウイン ノ ケントウ

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説明

研究の概要(和文):本研究では、研究Ⅰとして、大学生を対象として半構造化面接を行い、お土産に対する認知(ポジティブ面やネガティブ面)を明らかにする。そして、得られた結果から尺度を作成する。その後、研究Ⅱで、大学生を対象とした質問紙調査によって、お土産購入頻度に関連する要因を明らかにする。具体的には、ポジティブな認知とネガティブな認知が購買行動にどのように影響するかどうかを検討する。その際、トポフィリアとコミュニティ・アイデンティティとの関連性も検討する。研究Ⅰは、大学生14 名として、個人面接およびフォーカスグループを行った。その結果、お土産に対するポジティブな認知およびお土産に対するネガティブな認知を抽出した。つづいて、研究Ⅱでは、大学生124 名として質問紙調査を行った。お土産に対するポジティブな認知尺度(11 項目)とネガティブな認知尺度(12 項目)について、それぞれ主成分分析を行ったところ、それぞれが1 つの成分にまとまることがわかった。ロジスティック回帰分析によって、トポフィリア得点、コミュニティ・アイデンティティ得点がそれぞれ高い人の方が、お土産購入頻度は高くなるという関係性が明らかとなった。このことから、お土産の購買行動には、トポフィリアやコミュニティ・アイデンティティが関与している可能性が示された。

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