ダパ語の存在文における有生性
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- 白井 聡子
- 名古屋工業大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of Animacy on Existential Sentences in nDrapa
説明
<p>ダパ語(中国四川省,チベット=ビルマ語派)には多様な存在文があり,さまざまな意味の違いに応じて使い分けられる。存在文の意味を決定する要素としては,存在動詞語幹の選択,接辞や助動詞の付加,構成素順,項の有生性がある。本論文では,特に,項の有生性がどのように存在文の意味に影響を及ぼすかに着目し,ダパ語の存在文に関する記述的研究をおこなった。</p><p>6つあるダパ語の存在動詞語幹のうち,ˉnʌは,主語もしくは位格NPに有生物を要求し,主語が有生物の場合は存在文に,位格NPが有生物の場合は分配・獲得を表す特異な存在文になる。その他の存在動詞語幹については,一般に,位格NPが有生物の場合に所有文を形成する。ただし,存在動詞語幹ˋɕɨについては,位格NPが有生で主語が分離可能である場合に,位格NPが主語を身に付けた状態を表すという現象が見られた。</p>
収録刊行物
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- 言語研究
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言語研究 134 (0), 1-22, 2008
日本言語学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390573242518157824
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- ISSN
- 21856710
- 00243914
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可