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説明
英語の授業における指示言語を,母語(L1)にするか第二言語(L2)にするかという議論は研究者及び教育従事者の間で数十年間に亘りなされているが,学習者の立場からこの問いに答えようとする研究はあまりなされていない。学生に可能な限り英語に触れてもらおうと,広島文教女子大学の文教イングリッシュコミュニケーションセンターでは,全ての授業において主にL2が用いられている。しかしながら,学期末に行われた授業評価からは,文法の授業を受けている学生の3分の1が母語での文法説明を必要としていることが分かった。この結果を受けて,1)学生が以前どのくらいL1による指示を受けていたか,2)学生はL1による文法説明を必要としているかどうか,またそうであるならば,どの文法項目についての説明を必要としているか,3)文法指導時の言語に対する学生の意見を調査することを目的に本研究を行った。調査結果からは,当該文法授業を受けている大多数の学生がL1による指示に慣れていることに加え,日本人英語学習者にとって,概念を理解することが難しいと考えられる特定の文法項目には,日本語による補助をいくらか加えることが有益であろうということが示唆された。また,数名の学生の回答から,文法指示の言語に対する学習者の考えは,時間とともに変化することが示唆された。最後に本研究の限界と今後の課題について述べる。
収録刊行物
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- 広島文教女子大学高等教育研究
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広島文教女子大学高等教育研究 (4), 51-64, 2018-02-28
広島文教女子大学高等教育研究センター
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390575588672105600
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- NII論文ID
- 120006460643
- 40021537292
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- NII書誌ID
- AA12714407
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- NDL書誌ID
- 028973616
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- ISSN
- 21892962
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可