副作用メカニズムに基づく個人差予測"

書誌事項

タイトル別名
  • Prediction of individual difference via a side effect mechanism
公開日
2024
DOI
  • 10.14869/toxpt.51.1.0_s30-5
公開者
日本毒性学会

説明

<p>医薬品の年齢差や性差など個人差を理解することは、医薬品の適正使用を考える上で重要である。個人差を理解するツールとしてヒトiPS細胞の活用が期待されており、患者iPS細胞を用いて医薬品のresponderとnon-responderを予測できることなどが報告されている。</p><p>これまで我々は大規模なG蛋白質共役型受容体スクリーニングとヒトiPS細胞を用いたアッセイ法を用いて、COVID-19治療薬レムデシビルがウロテンシンII受容体の活性化を介して心毒性をもたらすことを見出した。次に、ヒトにおけるレムデシビル-ウロテンシンII受容体シグナルの個人差を理解するために、日本人14,000人の大規模なゲノムデータベースを解析した。その結果、ウロテンシンII受容体には2,000以上のバリアントが存在し、1アミノ酸置換を伴うミスセンス変異が 110 種類存在することが分かった。さらに、ウロテンシン-II受容体遺伝子の変異はレムデシビルの感受性に関係しており、ウロテンシンII受容体を介した心毒性に関わる可能性が示唆された。このようなアプローチにより、医薬品の副作用予測が可能になると考えられる。</p><p>今後、患者iPS細胞を用いた細胞バンクを整備にすることにより、個人差研究がさらに加速することが期待される。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390582794784290048
  • DOI
    10.14869/toxpt.51.1.0_s30-5
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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