OK-432(ピシバニール<sup>®</sup>)投与が奏功した再発性難治性舌根嚢胞の 2 例

書誌事項

タイトル別名
  • Two cases of recurrent refractory laryngopharyngeal cyst successfully treated with OK-432

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説明

<p>頭頸部領域には発生学的に病因の異なる嚢胞が生じることがあり、正中頸嚢胞、側頸嚢胞、リンパ管腫/奇形などの先天性嚢胞や、ガマ腫などの後天性嚢胞が挙げられる。これら嚢胞の治療法としては、手術摘出と OK-432(ピシバニール®)に代表される硬化療法の 2 つに大別される。手術摘出や複数回の穿刺排液を繰り返すも難治性であった、咽頭に発生した嚢胞に対し、OK-432(ピシバニール®)を投与し、効果を認めた 2 例を経験したので報告する。症例 1 は 30 代の女性で、舌根の嚢胞を 2 回切除するも数カ月で再増大した症例である。症例 2 は 60 代の女性で、30 年以上にわたり舌根の嚢胞に手術処置を繰り返した症例である。2 例とも OK-432(ピシバニール®)投与で、縮小した状態が維持できるようになった。頭頸部領域に発生する嚢胞の中には、まれではあるが複数回再発し難治性のものもあり、この場合治療に難渋することとなる。外科的治療法で対応が困難な症例において、OK-432(ピシバニール®)による硬化療法は、外来で対応可能な、かつ効果的な治療選択肢の一つとなり得ると思われた。</p>

収録刊行物

  • 耳鼻と臨床

    耳鼻と臨床 70 (1), 20-25, 2024-01-20

    耳鼻と臨床会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390584409358853504
  • DOI
    10.11334/jibi.70.1_20
  • ISSN
    21851034
    04477227
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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