組織におけるワーク・モチベーションとその源泉

  • 池田 浩
    九州大学大学院 人間環境学研究院

書誌事項

タイトル別名
  • Work Motivation and Its Sources in Organizations
  • ソシキ ニ オケル ワーク ・ モチベーション ト ソノ ゲンセン

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説明

<p>産業・組織心理学の分野では,パフォーマンスを促進する要因として,古くからワーク・モチベーションに関心が寄せられてきた。ワーク・モチベーションの源泉について,伝統的にはモチベーションは,外発的か内発的かによって生まれるものと考えられてきた。しかし,所与の職務でも,その職務に対する意味づけや自己決定のあり方によって,他律的なモチベーションから,自律的なモチベーションへと変わりうる自己決定理論(Deci & Ryan, 2002)が近年提唱されている。さらに,従来のモチベーション理論は,目標や業績の達成を前提とする職務を暗黙に想定していた。それに対して,これまで,失敗やエラーを回避して業務の完遂を前提とする職務の下でのモチベーションの源泉は焦点が当てられてこなかった。本論文では,モチベーションの源泉を説明するモデルとして,自己価値充足モデルを概説した。最後に,自律的なモチベーションを引き出そうと,働きかければかけるほど,かえってモチベーションが失われる「ワーク・モチベーションのパラドックス」について議論した。</p>

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