看護ケアにおける症状を訴えられない高齢者のための超音波検査を用いた便秘の検出精度:システマティックレビューおよびメタアナリシス

書誌事項

タイトル別名
  • Constipation detection accuracy of ultrasonography for elderly people with difficulty in communicating symptoms in nursing care: A systematic review and meta-analysis
公開日
2025
DOI
  • 10.32201/jpnwocm.29.supplement_s11
公開者
一般社団法人 日本創傷・オストミー・失禁管理学会

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説明

本研究では症状を訴えられない高齢者のための超音波検査を用いた便秘の検出精度に関して調べることを目的とした。英語および日本語の文献で便秘の検出における超音波検査の診断精度を示す研究(縦断的観察研究、横断的研究、症例対照研究)を、MEDLINE、The Cochrane Library/CENTRAL、医中誌Web、Embase、CINAHL、およびCochrane Database of Systematic Reviewで検索した。それぞれの研究において、便秘評価ツールとしての超音波検査の感度と特異度を計算し、統合した推定の感度特異度を算出した。その結果、6 つの研究が対象として含まれ、超音波検査は1 日1 回、または排便前に実施されていた。超音波検査による便秘検出の統合した感度と特異度は、それぞれ0.93(95% CI: 0.63-0.99)および0.81(95% CI: 0.60-0.92)であった。対象となった研究の全体的なエビデンスの確実性は、「不明」なバイアスリスクが50%以上評価領域に存在し、また研究間で結果が異なっており、研究数が10件未満であったため、非常に低いと評価された。したがって、超音波検査は便秘検出において高い診断精度を示しており、その携帯性および非侵襲性から臨床現場で有用な評価ツールとなる可能性があると考えられる。しかし、エビデンスレベルが低いため、今後さらなる研究が必要である。

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