高度骨欠損ならびにMRSA骨軟部感染症併発により治療に難渋した大腿骨開放性骨折

書誌事項

公開日
2025-09-25
資源種別
journal article
DOI
  • 10.5035/nishiseisai.74.892
公開者
西日本整形・災害外科学会

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説明

<p>31歳男性,交通外傷により右大腿骨開放骨折(Gustilo Ⅲ-B)を受傷し,大腿骨遠位部に12 cmの巨大骨欠損を認めた.受傷当日に洗浄デブリードマンおよび創外固定を実施したが,その後MRSA感染を合併し,複数回のデブリードマンを要した.感染が沈静化した後,Masquelet法に準じて抗生剤含有セメントを充填し,ロッキングプレートによる再建を行った.第二段階として,同種骨および腓骨を用いた骨移植を実施したが,根治手術後2年でプレート折損を生じた.再手術では,RIA法にて採取した自家骨とβTCPを併用した骨移植を行い,プレートの入れ替えおよび髄内釘による固定を施した.術後3年で骨癒合を達成し,患者は社会復帰を果たした.巨大骨欠損への対処法としてMasquelet法を用いたとしても,生物学的活性の高い移植骨と強固な固定法の選択が治療成功の鍵であると考えられた.</p>

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