幼児教育における木育の環境構成
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- 寺床 勝也
- 鹿児島大学教育学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Environmental constitution of wood education in the preschool education
抄録
<p>「木育」は、「触れる→つくる→学ぶ」の3段階で発展的かつ往還的に取り組む性質のものである。幼児教育の発達段階では「触れる」活動に特化した木育活動が有益といえる。本報告では、「幼稚園教育要領」の領域「環境」で取り扱う「環境構成」の文脈で、木育を再構成し、これまで開発してきた木育教材を分析した。 「要領」では、幼児教育は「環境を通して行う」こととされ、「環境構成」の必然性が示されている。さらに、教育と保育が一体となって行われるため、「環境構成」の技術は、教育はもとより、子どもの情緒の安定、健康と安全の環境確保も求められる。さらに、最適な「環境構成」が、行動を誘発させることにより、教育を達成させるねらいもある。「環境構成」は、10の要素を組み合わせで考察され、①自然、②物、③人、④色、⑤色以外の視覚刺激、⑥音、⑦空間、⑧動線、⑨時間、⑩雰囲気(気温、湿度、空気の質)を適切に選択することで、子どもの発達を促進する。以上のことを踏まえ、幼児教育に携わる関係者のヒアリング結果から、木質空間や木製遊具は最も好ましいとされ、木育は幼児教育と親和性が高く、教育実践の開発が求められている傾向が示唆された。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 760-, 2018-05-28
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845712965451136
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- NII論文ID
- 130007376405
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可