書誌事項
- タイトル別名
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- STUDY ON THE CORROSION PROTECTION MANAGEMENT IN CATHODIC PROTECTION WITH IMPRESSED CURRENT SYSTEM FOR RC STRUCTURES
抄録
電気防食工法は,鉄筋コンクリート構造物の塩害劣化対策として内部鉄筋の腐食反応を停止させる唯一の手段であり,適用事例も増加している.一方で,現在適用される防食基準は,「100 mVシフト基準」が主であり,内部鉄筋の腐食速度との関係から整理されたものは少ない.本研究では,分割鉄筋を埋設したコンクリート供試体を用い,シフト量を変化させた場合の防食率を無通電と比較検証し,100 mVシフト基準の妥当性を確認するとともに,100 mV以下のシフト量における腐食抑制程度を示した.これらの結果を用いて,電気防食工法適用における通電方法,照合電極の設置位置および腐食速度と防食基準の設定方法に関して検証することで,電気防食の適用範囲拡大の可能性を示した.
収録刊行物
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- 土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造)
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土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) 74 (3), 192-206, 2018
公益社団法人 土木学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845712986666880
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- NII論文ID
- 130007437322
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- ISSN
- 21856567
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可