観光地におけるホスピタリティ産業の発展に関する一考察

書誌事項

タイトル別名
  • An Inquiry into the Development of the Hospitality Industry in a Tourist Destination
  • 観光地におけるホスピタリティ産業の発展に関する一考察 : 沖縄県那覇市の事例を中心に
  • カンコウチ ニ オケル ホスピタリティ サンギョウ ノ ハッテン ニ カンスル イチ コウサツ : オキナワケン ナハシ ノ ジレイ オ チュウシン ニ
  • The Case of Naha City, Okinawa
  • 沖縄県那覇市の事例を中心に

この論文をさがす

抄録

本研究では、「ホスピタリティ産業の形成過程における歴史的変遷、並びに外部環境におけるサービス・コンセプトの変化の把握」を研究目的とした。上記目的を明らかにするために、まず始めに、観光学に依拠したデスティネーション研究、並びに訪問客の視点から考察されているサービス・マーケティングをバックボーンとしたデスティネーション研究を概観し、デスティネーションを分析する上での、訪問客と観光サービス提供者側、双方の視点、並びに歴史的な発展形成過程の視点の必要性について指摘した。そして、上記の視点を考慮し事例研究として沖縄県那覇市(1945-1977年)を取り上げ、デスティネーションにおける発展形成過程を考察した。これらの考察を通じて、沖縄の米軍統治下の時代で、まだ沖縄観光が未整備であった時代に、沖縄県那覇市におけるホスピタリティ産業は、今後の沖縄観光を見越し、「観光都市」というサービス・コンセプトを掲げ、施設の運営やインバウンド事業に進出したこと、そして、海洋博後の危機的状況において、ホスピタリティ産業全体で正面から向き合い、サービス品質の向上につとめたことが明らかとなった。

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報

問題の指摘

ページトップへ