道路網の段階構成に着目したバスの走行経路の評価に関する研究

  • 加藤 慶太
    八千代エンジニヤリング株式会社
  • 田中 伸治
    横浜国立大学大学院 都市イノベーション研究院
  • 中村 文彦
    横浜国立大学大学院 都市イノベーション研究院
  • 有吉 亮
    横浜国立大学大学院 都市イノベーション研究院
  • 三浦 詩乃
    東京大学大学院 新領域創成科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • EVALUATION ON BUS ROUTE BASED ON THE STRUCTURE OF ROAD HIERARCHY

抄録

<p>1963年に英国で,居住環境の向上などを目的として道路網の段階構成が提案された.この考え方は日本をはじめとした世界の道路政策に影響を与えているが,バスが通るべき道路の基準が明示されていない.また,わが国におけるバス路線の決定方法は沿線の需要に基づいており,道路網の段階構成については検討されていない.本研究ではバスはどの段階の道路を通るべきかを明らかにすることを目的として,段階的な道路網を持つ多摩ニュータウンを対象に,バスの走行経路に関して事業者・利用者の観点から評価を行った.バスの走行距離,系統数や利用者の歩行距離,所要時間のトレードオフの関係を示し,バスは事業者の観点では制限速度50km/hの道路を走行すること,利用者の観点では40km/hの道路を走行することが望ましいことを明らかにした.</p>

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