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- 若林 利明
- 上智大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Incentive contracts and IT investments to improve business process efficiency
- インセンティブ ケイヤク ト ギョウム プロセス ノ コウリツカ ノ タメ ノ IT トウシ
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説明
本稿は,ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)のようなITを利用した業務プロセス効率化の投資・支出は,どの程度の金額で,本部と事業部のいずれが投資意思決定権を有するべきであり,それに伴い業績評価はどうあるべきかを,事業リスクと組織成員のITリテラシーの観点から契約理論に依拠した数理モデルを用いて明らかにする。すなわち,個人属性,組織マネジメントおよび事業環境の視点からIT投資・支出について理論研究を行う。分析の結果,本稿は,RPA等の導入と業績評価システムを統合的に,かつ業務や事業特性に応じて考えるべきであること,本部の方が事業部よりもITリテラシーが低かったとしても,RPA等の導入の決定権を本部が留保した方が良いケースが存在し,この傾向は事業リスクが高いほど高まることなどを示した。
収録刊行物
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- 会計プログレス
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会計プログレス 2021 (22), 87-104, 2021
日本会計研究学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390852182143451392
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- NII論文ID
- 130008083296
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- NII書誌ID
- AA11552842
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- ISSN
- 24359947
- 21896321
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- NDL書誌ID
- 031679246
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可