バイカル湖湖底柱状堆積物を用いた第四紀後期における大陸内環境変動の復元(第17回名古屋大学タンデトロン加速器質量分析計シンポジウム平成16(2004)年度報告)

DOI 機関リポジトリ HANDLE オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Late Quaternary environmental changes as recorded by stable isotopes in a sediment core from Academician Ridge, Lake Baikal(Proceedingsof the 17^<th> Symposium on Researches Using the Tandetron AMS System at Nagoya University in 2004)

この論文をさがす

抄録

安定同位体比は環境中に存在する物質の挙動や生成メカニズムを解明する非常に優れたパラメーターであり、地球上における様々な化学種の循環、生命活動及び地球環境変動を知る上で必要不可欠な存在である。筆者らはこれまでに、バイカル湖のAcademician Ridgeから得られた約10mの湖底柱状堆積物試料Ver98-1 St.5 (53°44'33"N, 108°24'35"W; Water depth,325m)に含まれる有機炭素・窒素・硫黄の存在量と安定同位体比、及び個々の有機分子の安定炭素同位体比を測定し、バイカル湖における生物活動の変遷を解析した(Watanabe et al., 2003a, 2003b, 2004)。本稿では安定硫黄同位体比を中心にこれまでの結果をまとめ、今後の展開について報告する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ