5歳児のわらべうたの短期記憶再生音声の分析

書誌事項

タイトル別名
  • An Analysis of Five-Year-Old Children’s Ability to Sing Japanese Children’s Songs from Short-Term Memory
  • 5サイジ ノ ワラベウタ ノ タンキ キオク サイセイ オンセイ ノ ブンセキ

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説明

幼児のわらべうたの歌唱の特性を明らかにするために、4園の5歳児38名について、わらべうたの短期記憶再生音声より基本周波数を確定した。その上で、5歳児のわらべうたの歌唱の特徴について、音高や音程の観点より考察した。その結果、次の4点があげられた。 ①全体的に音程の幅を狭く取るために、原曲より低く歌うこと。②5歳児は言葉のまとまりごとに、その前の音の音高に近い適宜な高さから歌い始めること。③言葉の抑揚が旋律の動きに影響を及ぼすこと。④2度音程の終止の場合、長2度下がってから、長2度上行して終止音となる場合が多いが、下降する音程に比べて、終止音に向けて上行する音程がはっきりしない傾向があること。

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