「世直し」ノオト(2018年度・冬)

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書誌事項

タイトル別名
  • “Yonaoshi” Note (Winter semester 2018)
  • ヨナオシ ノート 2018ネンド フユ
  • 「 ヨナオシ 」 ノオト(2018ネンド ・ フユ)

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抄録

このノオトは、2018年4月25日に誕生した「世直し研究会」に集う大学内外の参加者が、研究会での対話をもとに考えて綴った「ノオト(notes)」の第2弾です。「世直し研究会」は、2006年4月から2016年3月まで大阪大学コミュニケーションデザインセンターにおいて開催された「現場力研究会」の後継組織として発足し、通算で179回を数えます。月1回水曜日に大阪大学COデザインセンターで開催され、世の中の理不尽や不条理から目を逸らすことなく、「世」のあるべき姿を問いつつ、具体的な現場での課題に取り組む力を養い、「世直し」へと繋げていくことがこの研究会では目指されています。2019年1月までに取り上げたテーマは以下の通りです。第1回(2018年4月25日) オープニング ~あなたにとって〈世直し〉とは?~第2回(2018年5月30日) こどもとする哲学対話から考える〈世直し〉~高橋綾・ほんまなほ著『こどものてつがく:ケアと幸せのための対話』(大阪大学出版会、2018)を読む~第3回(2018年6月27日) Baby Box(赤ちゃんポスト)の今第4回(2018年7月25日) 「世直し」ノオト(2018年度・夏)合評会番外編(2018年8月15日) もしよろしければ、釜ヶ崎夏祭りをご一緒に(三角公園に集合!)第5回(2018年9月26日) 森重昭著『原爆で死んだ米兵秘史』(潮書房光人社、2016)を読む第6・7回(2018年10月24日、11月28日) 永野三智著『みな、やっとの思いで坂をのぼる:水俣病患者相談のいま』(ころから株式会社、2018)を読む第8回(2018年12月26日) 熊野以素著『九州大学生体解剖事件:七〇年目の真実』(岩波書店2015)を読む第9回(2019年1月23日) 「世直し」ノオト(2018年度・冬)合評会今回は、2018年8月から翌年1月までの研究会における対話から編み出された10編のエッセイをご紹介します。当研究会は通算すると12年以上に渡って開催されていますが、一方で、ひとつのテーマについての思索が熟し自らの言葉で表現されるまでに長い月日を要することがあり、他方で、これから時間をかけて取り組むべき新たな発題がなされていることがあるため、一定期間内に与えられた題目に限定して執筆するという制限を加えていません。このようにしてノオトの刊を重ねてゆくことで、各人が研究会の参加を通してどのように世直しと関わり、また研究会全体としてどのような展開を見せるのか、その軌跡をたどることが可能になるでしょう。各人の個性とペースを尊重し、今回は統一性をもたらすことを敢えて控え、多様性に富むリアルな「研究会の現場」が垣間見られるエッセイ集として本ノオトを提出したいと思います。

収録刊行物

  • Co*Design

    Co*Design 6 1-12, 2019-07-31

    大阪大学COデザインセンター

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