説明
<p>一般に,自身に類似した顔(類似顔)は魅力的と評価される傾向が高いとされるが,先行研究では必ずしも一致した結果が示されているわけではない。また,類似顔選好の形成にどのような遺伝的/環境的要因が関わっているかについても,まだ不明な点が多い。一方,性的インプリンティングは,養育親をモデルとして,親と類似した特徴を持つものをパートナーとして選択する傾向を高めるため,これが類似顔選好の形成に関わっている可能性がある。そこで本研究では,異性親の顔と自身の顔との類似性によって類似顔選好が変化するかどうかを,質問紙法による自身の類似顔選好傾向の主観的評価と,顔刺激選択実験における行動的指標の2つの評価指標で検討した。その結果,主観的にはむしろ非類似顔を選好すると自己評価されたが,行動的指標では逆に弱い類似顔選好の傾向が確認された。一方,いずれの指標においても,親との類似性は影響を及ぼさなかったため,性的インプリンティングは類似顔選好の形成にほとんど関与していないと考えられる。</p>
収録刊行物
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- 日本心理学会大会発表論文集
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日本心理学会大会発表論文集 85 (0), PM-039-PM-039, 2021
公益社団法人 日本心理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390854717730652416
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- ISSN
- 24337609
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可