大型研究推進委員会の取り組み―大型医療研究推進フォーラムから学ぶ「革新的歯科医療研究の開発」―

  • 山本 照子
    北海道大学大学院歯学研究院生体材料工学教室 東北大学 日本歯科医学会連合大型研究推進委員会
  • 日下 輝雄
    日本歯科医学会連合大型研究推進委員会 経済産業省大臣官房会計課厚生企画室
  • 宮脇 正一
    日本歯科医学会連合大型研究推進委員会 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科歯科矯正学分野
  • 島田 康史
    日本歯科医学会連合大型研究推進委員会 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科う蝕制御学分野
  • 中西 康
    日本歯科医学会連合大型研究推進委員会 北海道大学大学院歯学研究院生体材料工学教室
  • 吉田 靖弘
    日本歯科医学会連合大型研究推進委員会 北海道大学大学院歯学研究院生体材料工学教室
  • 山城 隆
    大阪大学大学院歯学研究科顎顔面口腔矯正学教室 日本歯科医学会連合

書誌事項

タイトル別名
  • Efforts of large-scale research promotion committee―“Development of innovative dental research” learned from the large medical research promotion forum―

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説明

<p>医科では高額医療が次々と実用化され,保険収載されている。健康保険制度の破綻防止のため医療費の削減圧力が今まで以上に高まれば,技術開発で後れを取る歯科では,必然的に診療報酬の減少が避けられなくなる。歯科でも新しい医療器材の実用化に向け,イノベーションの創出が急務であろう。しかし,歯科のテーマで国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の大型医療研究費を獲得した例は少ない。大型研究推進委員会では,2017年以降6回のフォーラムを通じて,AMEDの各研究開発事業の特徴と提案書作成の注意点,特許,薬事,さらに研究プロジェクトの具体例など,大型研究費獲得に向けて会員の皆様に役立つ情報を提供してきた。しかしながら,これらの情報はそのまま提案書に反映できる訳ではない。個々の情報を会員の各位が自らの中でつなげ,研究に活かしていく必要がある。そこで本稿では,フォーラムで報告された内容を基に,提案書作成に必要なエッセンスを解説する。</p>

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