ヒシおよび各種植物から分離された白絹病菌菌核の水面浮上性に及ぼす光の影響と菌核内部構造の比較

書誌事項

タイトル別名
  • Influence of light illumination on water buoyancy of sclerotia of <i>Sclerotium rolfsii</i> isolated from water chestnut and other plants, and comparison of inner structures of these sclerotia
  • ヒシ オヨビ カクシュ ショクブツ カラ ブンリサレタ シラキヌビョウキン キ

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説明

<p> ヒシから分離された白絹病菌(Sclerotium rolfsii)15菌株およびヒシ以外の各種植物からの白絹病菌27菌株を供試して,菌核の水面浮上性に対する照明の影響について検討した.V-8寒天培地上に形成された菌核は,ヒシからの分離菌およびヒシ以外の植物からの分離菌ともに,照明培養を行った場合は水面に浮上しやすく,無照明培養では水中に沈下しやすい傾向を示した.1日当たりの照明時間を変えて培養すると,数菌株を除いて,形成された菌核は1時間の照明でも約50%またはそれ以上浮上し,12時間照明するとほぼ100%浮上した.菌核の内部構造を比較すると,浮上性の高い菌株は低い菌株に比べて菌核細胞間の空隙が多く,この空隙は水面浮上性に関与していることが示唆された.</p>

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参考文献 (10)*注記

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