大学等連携推進法人における連携開設科目の実践と課題 : 「大学アライアンスやまなし」の事例

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タイトル別名
  • Practices and Challenges of the Collaborative Education Projects in the University Collaborative Promotion Corporation: The Case of University Alliance Yamanashi
  • ダイガク トウ レンケイ スイシン ホウジン ニ オケル レンケイ カイセツ カモク ノ ジッセン ト カダイ : 「 ダイガク アライアンスヤマ ナシ 」 ノ ジレイ

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説明

大学等連携推進法人として全国で初めて認可された(一社)「大学アライアンスやまなし」は、山梨大学と山梨県立大学の双方の強みや特色を活かした連携教育事業、スケールメリットを活かした学生支援事業、及び地域創生を目指した新たな大学ブランディング、の3 つの事業を展開している。本稿では、このうち連携教育事業である連携開設科目の実践と課題を紹介する。初年度は、連携開設科目は53 科目、このうち教養科目は39 科目で、履修学生数は2,982 人であった。コロナ禍の中でオンライン授業となったが、自大学にない科目履修が可能となり選択の幅が広がったとして学生にとって好評のうちにスタートした。連携教育事業をはじめとする連携推進法人の成果としては、① 大学間連携を基軸とした大学改革マインドが醸成されたこと、② 両大学の地域人材養成センターを中心に相互の連携強化や地域連携プラットフォームの構築が進められたこと、そして ③ 大学間連携事業により捻出された資源の再投資(戦略的配分)による大学機能の強化が実現されつつあること、などが挙げられる。将来計画については、さらに教養教育の一本化、幼児教育コースや教職課程あるいは共同教育課程の設置などを予定している。

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