『撰集抄』における創作説話の虚と実 : 西行崇徳院展墓譚をめぐって

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  • センシュウショウ ニ オケル ソウサク セツワ ノ キョ ト ジツ サイギョウ ストクイン テンボタン オ メグッテ

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『撰集抄』説話の多くは編著者による創作説話と看做されているが、その中で、西行の真作歌を取り入れている巻一第七話〔新院御墓〕は特殊な存在である。典型的な話型を用いながら、他の説話とは異なり、史実に沿う形となっている。また、同時代における崇徳院説話の受容と違い、西行の献詠が怨霊鎮撫の力を示すことはない。編著者は、独自の展開を通してどのような世界を目指したのか。本話の特徴を探りつつ、その作中での位置を考えてみた。

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