書誌事項
- タイトル別名
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- NUMERICAL MODELING OF TSUNAMI INUNDATION OVER A COASTAL CITY CONSIDERING BUILDING VOLUMES
説明
<p> 市街地を対象とした津波浸水計算では高解像度地形データを用いて,建物を直接考慮した計算が行われている.一方,都市スケールの計算では,計算負荷の観点から建物幅より粗い解像度を用いた計算が重要である.本研究ではFukui et al.(2022)による建物を考慮したサブグリッドモデルである平均化個別建物抗力モデルiDFMにおいて未考慮であった建物体積の質量保存則へのフィードバックを行い,精度検証を行った.理想化数値実験や津波浸水実験の再現計算により,改良後のモデルは建物体積による格子内の体積変化が考慮可能となり,改良前に比べて水位や浸水深の上昇を確認した.結果として,改良前では過小評価傾向であった汀線付近の建物群上での浸水深について精度の向上が見られた.一方で,内陸部(特にグリッド内水体積率が小さい領域)において,浸水深の過大評価傾向があることを確認した.</p>
収録刊行物
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- 土木学会論文集
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土木学会論文集 79 (17), n/a-, 2023
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390860929791880832
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- ISSN
- 24366021
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可