坂元棚田における石積み畦畔および地形による日射遮蔽効果

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タイトル別名
  • Shielding effect on solar radiation of stone masonry ridges and topography in Sakamoto terraced rice fields
公開日
2024-08-24
資源種別
journal article
DOI
  • 10.57493/tanada.25.0_2
公開者
棚田学会

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説明

複雑地形上の農地の日射条件に大きく影響する地形や地物による遮蔽効果に着目し、宮崎県日南市の坂元棚田を対象に、一一七の農地区画の一三一七点で全天写真を撮影し、天空率および可照時間について検討した。  その結果、農地区画内では石積み側の天空率が低く、幼穂発育期にあたる七月の可照時間に影響するが、出穂期から登熟期についてはその影響は軽微であることがわかった。地山の南西斜面に広がる坂元棚田のような農地では、畦畔の存在やその高さによる日射条件への影響は限定的であることが示された。それよりもむしろ、棚田を取り囲む稜線の影響が大きく、坂元棚田では南に位置する分岐尾根による遮蔽が、特に南端側の区画毎の日射条件の違いに大きく影響していることがわかった。さらに、棚田内の構造物や樹木の樹冠、微少な地形の凹凸による局所的な遮蔽の影響が大きく、とくに太陽高度が低くなってくる出穂期から登熟期の可照時間にその影響が大きく現れることが明らかとなった。本研究で得られた成果は、棚田保全において、可照時間の側面から保全・活用を優先的に進めるべき農地を選定することの重要性が示された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390864402226192256
  • DOI
    10.57493/tanada.25.0_2
  • ISSN
    27584364
    24361674
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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