人工肝補助療法(Artificial Liver Support: ALS)におけるPDF(Plasma Filtration with Dialysis)の治療効果とその有用性(臨床工学)
書誌事項
- タイトル別名
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- Effect and Utility of Plasma Filtration with Dialysis for Artificial Liver Support : A Case Report
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抄録
plasma filtration with dialysis(PDF)はアルブミンの篩係数が0.3の膜型血漿分離器Evacure2A10を使用することで,新鮮凍結血漿(fresh frozen plasma:FFP)の使用量を大幅に低減化できる.また,血漿分離と同時に中空糸の外側に透析液を灌流させることで,従来の単純血漿交換(PE)と持続血液濾過透析(CHDF),両方の治療効果を併せ持つ.今回,敗血症性肝不全の小児に対し,PE+CHDFを7回施行後,遷延する肝不全に対しPDFを選択した.人工肝補助療法(artificial liver support:ALS)としての治療効果をPDFとPE+CHDFとで比較検討した.その結果,PDFは凝固因子の補充療法として有用であり,また,組織や間質に広く分布するビリルビンをPE+CHDFと同様に除去することができた.PDFは膜によるサイズセパレーションによって有用物質と病因物質を選択的に取捨できる次世代の治療法である.FFPの低減化は医療経済の観点からは有益(合理的)であり,PDFは新たなALSの選択肢になる可能性が示唆された.
収録刊行物
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- 日本アフェレシス学会雑誌
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日本アフェレシス学会雑誌 35 (1), 42-47, 2016-02-29
日本アフェレシス学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1541135670271941376
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- NII論文ID
- 110010041408
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- NII書誌ID
- AA11604174
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDL-Digital
- CiNii Articles