本研究は, 中学校学級活動と技術・家庭科「情報基礎」領域を連携させて, 学校生活でのコンピュータの日常化をめざした実践である。架空のデータやコンピュータの機能を体験するだけで終わりがちな技術・家庭科の「情報基礎」領域の学習を運動会や学習発表会へ向けての作品制作を通して, 学習者が目的意識をもち, 学習の道具としてのコンピュータの活用を模索した。コンピュータリテラシーの育成と日常化のための教科・領域を融合したカリキュラムの編成と協同作業の過程について報告する。
年会論文集 (12), 220-221, 1996-08-08
日本教育情報学会