ネギ萎凋病に対する2種殺菌剤の防除効果
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説明
北海道におけるネギの栽培面積は745ha(2016年)であり,8~10月に収穫する露地夏秋どり作型が中心である。道内のネギ圃場では2005年頃から萎凋病(病原菌: Fusarium oxysporum f. sp. cepae)の発生が顕在化し,栽培上の問題となっているが,本病の防除に関する研究事例は極めて少ない。近年,鳥取県の9~10月に収穫する夏秋どり作型において,収穫後の12月のダゾメット粉粒剤処理と生育期間中である6~7月の亜リン酸粒剤肥料処理の組み合わせが高い防除効果を示すことが報告されている。しかし,北海道においては11月以降は,降雪や降雨により土壌が湿潤状態となるため,ダゾメット粉粒剤処理が困難である。そこで,北海道においても容易に取り組める手法として2種殺菌剤の定植前灌注処理のネギ萎凋病に対する防除効果を検討したので結果を報告する。
収録刊行物
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- 北日本病害虫研究会報
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北日本病害虫研究会報 (70), 59-61, 2019-12
北日本病害虫研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570572703278793472
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- NII論文ID
- 220000162562
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- NII書誌ID
- AN00052373
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- ISSN
- 0368623X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles