細街路における自転車走行指導帯整備による自転車左側通行の空間波及

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タイトル別名
  • サイガイロ ニ オケル ジテンシャ ソウコウ シドウタイ セイビ ニ ヨル ジテンシャ ヒダリガワ ツウコウ ノ クウカン ハキュウ
  • Analysis of Spatial Spreading Effects on Bicycles' Behavior of Keeping to the Left by Bicycle Lanes at Residential Streets

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抄録

自転車関連事故は全事故の約20%で推移しており交通安全上の重要な課題となっている.特に我が国では交差点事故の割合が諸外国に比して高く,その原因として,車道や細街路でも双方向に通行する自転車が存在し,自転車・自動車が交差する大半の箇所で,自転車が両方向から現れる状況が指摘されている.その中,金沢市では「まちなか自転車利用環境向上計画」により,細街路で自転車走行指導帯の整備や街頭指導を集中して実施し,自転車の左側通行の徹底を進めている。これにより金沢市では,整備路線,地区全体で自転車事故が減少していることが明らかになっている.本研究では,この面的な自転車走行指導帯と街頭指導の取り組みによって,走行指導帯の延長路線や接続路線,周辺路線など指導帯未整備の地区内道路においても,左側通行が空間的に波及・浸透していることを明らかにした.

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