日常の中で自然と触れ合いながら遊ぶ機会が少なくなってきた今日において、1日の大半を過ごす幼児施設の遊び空間の拡がりをもつ園庭は貴重な場であり、そのひとつに自然環境を取り入れた冒険的遊び空間を創出している園庭がある。自然環境型の園庭は地形、規模、形態、素材など環境構成要素により様々な特徴を示し、遊びを誘発しながら幼児に遊びの場を提供している。自然との共生によって遊びの多様性を相乗的に高めていると考えられる。
日本建築学会北陸支部研究報告集 (48), 397-400, 2005-07-10
Architectural Institute of Japan