CPUとDRAMの消費電力制限下でのMHDシミュレーションコードの電力特性

  • 深沢 圭一郎
    九州大学情報基盤研究開発センター|現在、京都大学学術情報メディアセンター|独立行政法人科学技術振興機構,CREST
  • 青柳 睦
    九州大学情報基盤研究開発センター
  • 津秦 伴紀
    九州大学大学院システム情報科学府情報知能工学専攻
  • 吉田 匡平
    九州大学大学院システム情報科学府情報知能工学専攻|現在、富士通
  • 稲富 雄一
    独立行政法人科学技術振興機構,CREST|九州大学大学院システム情報科学研究院情報知能工学部門
  • 井上 弘士
    独立行政法人科学技術振興機構,CREST|九州大学大学院システム情報科学研究院情報知能工学部門

書誌事項

タイトル別名
  • Power Consumption Evaluation of an MHD Simulation under CPU and DRAM Power Capping

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抄録

現在,エクサフロップス級計算機システムを実現するために,消費電力を削減することが重要な課題となっている.しかしながらアプリケーションレベルでは消費電力について研究が進んでおらず,アプリケーションが持つ消費電力特性もよく調べられていないのが現状である.そこで本研究では,CPU 消費電力,DRAM 消費電力に制限をかけた場合の惑星磁気圏 MHD シミュレーションコードがどのような消費電力特性を持つかを調べた.その結果,差分計算を行い計算負荷が高い箇所では CPU 消費電力制限の影響を強く受け,境界値設定などデータのやりとりが多い箇所では DRAM 消費電力制限の影響を受けやすいことが明らかになった.さらに CPU,DRAM の消費電力を同時に制限することで,MHD シミュレーションコードがどのような実効性能の変化を見せるかを調べ,コードにとって最適な CPU-DRAM 消費電力比率があることを明らかにした.

収録刊行物

キーワード

詳細情報

  • CRID
    1573387452671501568
  • NII論文ID
    110009827556
  • NII書誌ID
    AN10463942
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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