CPUとDRAMの消費電力制限下でのMHDシミュレーションコードの電力特性
書誌事項
- タイトル別名
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- Power Consumption Evaluation of an MHD Simulation under CPU and DRAM Power Capping
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抄録
現在,エクサフロップス級計算機システムを実現するために,消費電力を削減することが重要な課題となっている.しかしながらアプリケーションレベルでは消費電力について研究が進んでおらず,アプリケーションが持つ消費電力特性もよく調べられていないのが現状である.そこで本研究では,CPU 消費電力,DRAM 消費電力に制限をかけた場合の惑星磁気圏 MHD シミュレーションコードがどのような消費電力特性を持つかを調べた.その結果,差分計算を行い計算負荷が高い箇所では CPU 消費電力制限の影響を強く受け,境界値設定などデータのやりとりが多い箇所では DRAM 消費電力制限の影響を受けやすいことが明らかになった.さらに CPU,DRAM の消費電力を同時に制限することで,MHD シミュレーションコードがどのような実効性能の変化を見せるかを調べ,コードにとって最適な CPU-DRAM 消費電力比率があることを明らかにした.
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. [ハイパフォーマンスコンピューティング]
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情報処理学会研究報告. [ハイパフォーマンスコンピューティング] 2014 (5), 1-8, 2014-09-25
一般社団法人情報処理学会
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キーワード
詳細情報
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- CRID
- 1573387452671501568
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- NII論文ID
- 110009827556
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- NII書誌ID
- AN10463942
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles