データベース検索音声対話システムにおける対話状態の推定

  • 西村 良太
    名古屋大学大学院工学研究科電子情報システム専攻
  • 駒谷 和範
    名古屋大学大学院工学研究科電子情報システム専攻

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タイトル別名
  • Estimation of Dialogue States in Database Search Spoken Dialogue System

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抄録

データベース検索を行う音声対話システムにおいて,ユーザの意図を反映し,音声認識誤りに対処して応答生成を行うための対話状態を推定するモデルについて述べる.データベース検索タスクにおいて,対話の状態が 「検索条件の指定」「情報の提示要求」 の二つを遷移するとモデル化する.この 2 つの状態を対話中から得られる素性に基づき,ロジスティック回帰により予測する.レストランデータベース検索を行う音声対話システムを構築し,7 名の被験者から対話データを収集し,モデルの学習実験を行った.ベースラインシステムでの対話状態の決定精度が 87.1% であるのに対して,学習されたモデルでは,オープンテストで 97.4% であった.また,モデルに用いた素性のうち,どの素性が対話状態の推定に寄与しているかの確認も行った.

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参考文献 (1)*注記

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