リチウムイオン電池用ニッケル酸リチウム正極の研究

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タイトル別名
  • A study on lithium nickelate as positive electrodes for lithium-ion batteries

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抄録

現行のコバルト酸リチウムLiCoO_2に変わるリチウムイオン電池用の正極材料として、より安価で資源豊富なニッケルを用いる、LiNiO_2の合成と特性評価を行った。放電特性は、LiNiO_2の層構造中のリチウム層へのニッケル混入が少ないほど良好であった。出発物質としてリチウム化合物を過剰に混合して焼成し、未反応リチウムを水洗除去する方法により、ニッケル混入を1%以下に抑えることができ、LiCoO_2の1.5倍以上の放電容量を達成することができた。またニッケルの一部をコバルトで置換すると、良好なサイクル特性が得られることを示した。

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参考文献 (7)*注記

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詳細情報

  • CRID
    1574231877128900480
  • NII論文ID
    110003185597
  • NII書誌ID
    AA11135980
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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