CiNii Researchの本公開について

Politicizing territory : The transformation of land struggle in Okinawa 1956

書誌事項

タイトル別名
  • リョウイキ ノ セイジカ 1956ネン ノ オキナワ ニオケル トチ トウソウ ノ ヘンヨウ
  • 領域の政治化 : 1956年の沖縄における土地闘争の変容

この論文をさがす

抄録

1980年初頭以来、ナショナリズムとエスニック運動への英語圏政治地理学の研究関心は領域(territory)とアイデンティティとの関係に向けられてきた。しかしながら、そうした研究テーマへの積極的認知にもかかわらず、集合行為(collective action)の具体的な時空間的文脈の中で、どのように領域的アイデンティティが構築され、いかなる政治的意味を持つかについて検討した研究は日本ではほとんどない。近年の社会学的研究が社会運動における集合意識へと関心を向ける一方、地理学においても境界変更と政治意識を扱う研究は増えつつある。これらの研究を参照しかつ日本の沖縄の事例として、本稿は国内エスニック集団が抑圧的体制の中で領域的アイデンティティを構築し政治化するプロセスを解明する。沖縄は1945年から1972年にかけてアメリカの軍事的支配下におかれていた。その期間の中でも、特に本稿は1956年に起きた大衆抵抗の盛衰に焦点を据える。この島内に拡大した最初の闘争の中で、土地の借用契約をめぐる法的問題が異民族支配から日本の領土を守るための復帰運動へと変容するのである。

1. Introduction : This paper examines the process of the first shimagurumi-toso (island-wide struggle) against the U.S. military rule that took place in Okinawa, Japan in 1956. The purpose of this paper is to explore how territorial identity is formed and to evaluate the role of territorial identity in collective action under an oppressive regime. The reasons why this paper focuses on this issue are as follows. First, since the early 1980s, the research interest of Anglophone political geography in nationalism and ethnic movements has been directed towards territory and identity. While there has been positive recognition of these themes, few studies have been conducted in Japan as to how territorial identity is constructed and what kind of political implication it has in a concrete time-space context of collective action. ……

収録刊行物

被引用文献 (0)

もっと見る

参考文献 (0)

もっと見る

関連論文

もっと見る

関連研究データ

もっと見る

関連図書・雑誌

もっと見る

関連博士論文

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

関連その他成果物

もっと見る

詳細情報

ページトップへ