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大西巨人著『神聖喜劇』に見える非暴力抵抗の思想 ―平和学からの考察―

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タイトル別名
  • An Inquiry from the Viewpoint of Peace Studies into the Idea of Nonviolent Resistance in Divine Comedy by Kyojin Onishi
  • オオニシ キョジン チョ シンセイ キゲキ ニ ミエル ヒボウリョク テイコウ ノ シソウ ヘイワガク カラ ノ コウサツ

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抄録

研究ノート

本稿は、大西巨人著『神聖喜劇』に見える非暴力抵抗の思想について、現代平和学の創始者の1 人であるヨハン・ガルトゥングの平和学の視点から考察する。ガルトゥング平和学の核にある思想と方法は、現代における様々な暴力・平和現象を統一的に把握するために、暴力概念を「直接的暴力」から「構造的暴力」へ、さらに直接的・構造的暴力を正当化・合法化する「文化的暴力」へと、暴力概念を拡張したことにあると筆者は考える。『神聖喜劇』の中心テーマ(の1 つ)は軍隊における非暴力抵抗(の可能性)であり、その分析に文化的暴力の概念を適用することによって、現代における非暴力抵抗(軍隊におけるそれを超えて)のもつ意義をわれわれは明確に把握できよう。

In this paper, the author tries to investigate the idea of nonviolent resistance shown in the novel Divine Comedy by Kyojin Onishi, one of the modern Japanese novelists after WW Ⅱ, from the viewpoint of peace studies developed by Johan Galtung. The core idea of Galtung's theory of peace is extension of the concept of violence, that is, from direct and structural violence to cultural violence legitimizing and legalizing direct and structural violence. The implications of nonviolent resistance in the army, the main theme of Divine Comedy with complicated ramifications will be clarified by applying the concept of cultural violence to its analysis.

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