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東海・黄海産底生生物の研究(9)

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  • 星口動物・環形動物・触手動物・節足動物および軟体動物の分布について

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抄録

標本採取は1953年10月から1971年5月にかけて,東シナ海・黄海で,ドレッジ311地点数,トロール網565地点数および機船底びき網141地点数の合計1,017地点数で実施した。その採取物中の星口動物・環形動物・触手動物・節足動物および軟体動物などの分布と海深・堆積物粒度および換算現場滲透圧の各要素との関連について考察を行った結果はつぎのとおりである。1. 延べ1,017地点数からの採取物中より,117地点数から7綱8目14科23種3,749個体を得た。そのうち情報の不足で不明なものは,腕足綱・終穴目101個体がある。2. これらの種名が不明な腕足綱・終穴目101個体を除くと,星虫綱・ホシムシ科,蛭綱・ウオビル科,ユムシ綱・キタユムシ科,腕足綱・シャミセンガイ科・テレブラツリナ科・ダリナ科,海蜘蛛綱・ユメムシ科・イソウミグモ科・ヨロイウミグモ科,甲殻綱(蔓脚亜綱)・ミョウガガイ科・エボシガイ科・イワフジツボ科・フジツボ科,腹足綱(後鰓亜綱)・タテジマウミウシ科などが出現した。3. 環境要素として,海深・堆積物粒径値および換算現場滲透圧をとりあげ,それらの値の分布との関係を考察した。腕足綱・終穴目・テレブラツリナ科とカメホウズキチョウチンは,黄海北部の海深61~80m,堆積物粒径値Mdφ3.0以上の泥土域で採取され,低滲透圧海域の黄海系水の指標種である。甲殻綱(蔓脚亜綱)・完胸目・フジツボ科とミネフジツボは,東シナ海中部以南の海深がやや深く,堆積物は粗い海域で採取され,黒潮・対馬暖流系水の影響を直接うける高滲透圧海域の指標種であることが認められた。

identifier:232893

identifier:ZZ00008545

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