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2枚貝の排泄器官および心臓の比較解剖-翼形,古異歯,異歯亜綱について

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抄録

以下に示す13種の2枚貝について,排泄系を構成する囲心腔,囲心腔腺,心臓および腎の比較解剖を行った―アカガイ,カリガネエガイ,イガイ,タイラギ,アコヤガイ,アズマニシキガイ,マガキ,カラスガイ,マルドブガイ,トリガイ,バカガイ,ウチムラサキガイ,オオノガイ。囲心腔は,体背側中央に位置するイガイを例外として,一般に体背側後方に位置した。囲心腔腺は翼形亜綱では心房に分布し,古異歯および異歯亜綱の各種では囲心腔壁から外套膜の基部に分布した。腎は,イガイ目を除くと,小孔によって囲心腔と連絡し,それらの配置は3つの形態に分けることができた。フネガイ,イシガイ,マルスダレガイおよびオオノガイの各目では,腎は囲心腔の腹側から後方に位置した。他の2つの形態はウグイスガイ目に見られ,ウグイスガイ亜目では腎は囲心腔の腹側前方,カキ亜目では囲心腔の腹側に位置した。一方,イガイ目では腎は囲心腔から離れて体腹側に位置し,腎-囲心管が両者を連絡した。腎の形態は多様で,翼形亜綱は一対の腎を有し,それらは独立するもの(フネガイ目,イガイ目),連絡するもの(ウグイスガイ目)に分かれ; 古異歯亜綱では,一対の腎が折れ曲がった構造を呈し,互いに連絡し(イシガイ目); 異歯亜綱では,腎は単一の袋状であった(マルスダレガイ目,オオノガイ目)。

identifier:320663

identifier:ZZ00014408

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