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駿河湾湾奥におけるシラス地曳網で採集された稚仔魚の食性

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抄録

シラス漁は接岸したイワシ類の仔魚を対象とした漁業であり、主に福島県以南の太平洋沿岸、東シナ海に面した九州西岸、瀬戸内海などで行われており、その漁場は沿岸の浅海域に形成される。これらの水域は、イワシ類以外にもさまざまな魚種の稚仔魚が生育場として利用しており、それらはシラスとともに混獲されることが知られている。しかし、それらの食性に関する知見は、漁獲対象種であるシラス特にカタクチイワシについては多くの知見が蓄積されているものの、それ以外の魚種については中田などの報告に限られ、特に漁場における生物群集の種間関係をプランクトン相に関する情報とともに解析を行った例は見当たらない。筆者は、1975年4-6月に駿河湾湾奥の沼津市地先において操業されたシラス地曳網の漁獲物からシラスとともに混獲された稚仔魚を採集しその消化管内容物の観察を行った。その後もさらにプランクトン調査を加えて採集を継続する予定であったが、漁場に来遊するシラスが少なくなり操業が行われなくなったことから継続を断念、再開の機会を得ぬまま今日に至った。採集から30年以上を経た現在、小型浮魚類の資源変動や魚種交代は気象-海洋環境-海洋生態系の長期変動とその中で起こるレジームシフトの一端として捉えられるようになった。1975年当時はマサバ資源が最高水準に達した年代であり、一方ではマイワシ資源の増加期に入っており、当時の黒潮内側域における生物生産に関する情報は、魚種交代のメカニズムを解明する上で重要であるにもかかわらず、限られたものしかないため注目されている。そこで本報告では、当時得た稚仔魚の消化管内容物データについて種や発育段階による違いを解析するとともに、動物プランクトンの組成や季節的消長との関連を、主に1979-80年に清水港入口付近で得られたデータを参考にして検討することとした。

identifier:781018

identifier:ZZ20015015

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